欲求段階説からモチベーションアップの方法を考えてみる

自己成長

「なんとなくやる気がおきないなぁ」

「やりたい事が見つからない・・」

こんな風に思うこと、多いんじゃないかと思います。

今回はモチベーションについて、どうすればモチベーションが上がるのか、やる気が起きるのかということを考えてみようと思います。

なりたい自分を想像してみる

まず、なりたい自分を想像してみたり、既に目標がある人は再度確認してみることです。

自分の目標の設定や確認、そして今の自分の状況を考えてみることはモチベーションに大きく影響します。

動機付けに関する理論をひとつ紹介します。

アメリカの心理学者である、アブラハム・マズローの「欲求段階説」という理論です。

欲求段階説(アブラハム・マズロー1942年)

この欲求段階説によれば、人の欲求はこのピラミッドの下から順に欲求を満たしていくものとしています。

まずはじめに①生理的欲求、これは生きていくために食べること、寝ることなどです。

次に②安全欲求、これは安心、安全に生活できる場を確保することです。

次が③所属と愛情の欲求です。これは家族や何かしらのグループや組織に属していくことです。就職などですね。

そして次が④自尊と承認の欲求です。これは自分自身のプライドや、組織から自分を認めてもらいたいという欲求です。

最後が⑤自己実現となっています。自分が成し遂げたい事、目標、夢などです。

これらひとつ一つ順番に欲求を満たしていくという考え方です。

例えば、就職もして、結婚もしている場合は『③所属と愛情の欲求』のポジションにあります。その状況では次は自分自身を認めてもらいたいという承認欲求が生まれるというわけです。

ところが、この状態で常にモチベーションがあるかというとそうでもないかと思います。食うに困らない、住むところもあって、この状態に満足してしまうことも多いのかなと個人的に思っています。

要はハングリー精神に欠けているのです。

ですので、さらにモチベーションを上げるためには、最後の自己実現、自分が成し遂げたい事や目標を設定したり、再確認することで、改めてモチベーションが上がるのではと思っています。

『承認欲求』を飛び越えて『自己実現欲求』を目指すことでモチベーションが上がるという考えです。

なりたい自分を想像することで、前に進めるのではないかと思います。

目標ややりたいことが見つからないときは?

とはいえ目標ややりたいことが無かったり、見つかっていない人もいると思います。そんなときはどうすればいいか。

次の3つで考えます。

①目の前にあるやるべき仕事は、すべて自分の成長に繋がるものと考えて取り組む。

②自分の目標となる人物を見つけ、近づけるよう意識しながら行動する。

③興味・関心があることを探す。

実際に目標なんてなかなか見つかるものじゃないと思います。

ちょっと興味があったり、目標とする人がいたりしたら、それらをきっかけにして何かに取り組んでみてはどうでしょうか。

とにかく行動してみる

やる気がどうしてもおきないときはあると思います。

やるべき仕事、課題、家事、育児、やりたくないけど、やらなければいけないことも多いと思いますが、考える前に行動するのもひとつの方法です。

やりたい事じゃなくても、やっていくうちに新しい発見もあるかもしれません。

また、クランボルツの理論も行動を重視しています。5つの行動特性も是非参考にして下さい。

まとめ

マズローの欲求段階説からモチベーションを考察してみました。

ポイントをまとめます。

・欲求段階説の頂点は『自己実現』。なりたい自分、目標を見据える。

・目標が定まらない時は、今目の前のやるべきことをやる。または興味、関心を行動に繋げる。

・とにかく行動する。行動することで新しい発見があると考える。

「こうなりたい」というイメージがあればモチベーションを維持し、ブレない意思のある行動がとれます。

イメージが定まっていなければとくかく行動して、目標を探してみてはいかがでしょうか。

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