働く意味って何ですか?自分にとっての働く意味を考えてみよう。

働き方

「働く意味とは?」「一体何のために働いているのだろう」

毎日、満員電車に乗りながら職場と自宅の往復で、こんな風に考えたこと1度くらいはあるのではないでしょうか。

とはいえ、生活のために働かなければならないと思いながら日々を過ごす方も多いと思います。

働く意味や目的は、一律の答えがあるわけではありません。しかし、自分なりの考えがあり、少なからず達成感や充実感を持って働くことができれば、それは自分にとっての正解かと思います。

「働くこと」について自分なりの答えを見つけるにはどうしたらいいか。

一緒に考えていきましょう。

「食べる為に働く」は大前提

どうして働くのか。誰しも生活の為、食べる為に収入を得る必要があります。

「食べる為に働くこと」をお米に例えて”ライスワーク”と言ったりすることがありますが、生活を維持するために働くことは尊重すべきことだと思います。

ただ「生活の為」「食べる為」だけとなると、長い人生、多くの時間を働くことに注ぐわけですから物足りなくなってくるわけです。

ですので充実感を加えるためには「食べる為」+αが必要になってきます。

それは自分なりの仕事に対する目的、働く理由を持ち、”ライフワーク”を言えるものを見つけることが大切になってきます。

働く理由を考えてみる

では改めて、働く理由を考えてみましょう。

自分は「どうしたいのか」「どうなりたいのか」というイメージがあると考えやすいかもしれませんが、ここでは少し抽象的に考えてみたいと思います。

例えば次のような理由です。

①収入を得て生活するためこれは大前提

②自己成長のため

③人の役に立つため

④社会貢献のため

⑤裕福な暮らしのため

⑥社会と関わりを持つため

多くの方は、これらのどれか一つ、もしくはいくつかに当てはまるのではないでしょうか。

私の場合は①自己成長のため③人の役に立つため、の2項目が大きいと感じています。

例えば

「①自己成長のため」と考えた時に、現在の仕事を通じて、自己成長することができないかと考えてみる。PCスキルが身についたり、プレゼンテーション能力が養われたり、コミュニケーション能力などを得ることができます。

仕事を通して得るものがあれば働く理由になります

これらの理由を仕事を通じて見出せることができれば、充実感につながるのではないでしょうか。

仕事に意味を見出す

もう少し掘り下げて考えてみましょう。今、やっている仕事やこれからやる仕事に意味を見出す。

同じ仕事をしていても、そこに自分なりの意味を持つか持たないかで、やりがいも変わってきます。

イソップ物語の『3人のレンガ職人』の話を知っていますか。

ある旅人が、重たいレンガを繰り返し積んでいる3人のレンガ職人に出会い、それぞれに「何をしているのですか?」と尋ねました。

1人目の男は「見ればわかるだろう。レンガを積んでいるんだよ。暑くて大変だよ」

2人目の男は「レンガを積んでいるんだ。家族を養う為に稼がないといけないからな。」

3人目の男は「レンガを積んでいるんだ。これは後世に残る大聖堂になるんだよ。光栄な仕事だよ」

と、それぞれ答えました。

1人目の男はその仕事を作業、労務と捉えています。目的意識はありません。

2人目の男は収入を得て、家族を養うため、生活のための仕事と捉えています。

3人目の男は自分の仕事が後世に残る大聖堂になり人々の為になることに意義と目的を見いだしています

同じ仕事をしている中でも、捉えかたの違いで、それぞれの気持ちも変わってきます。

人材育成の研修などでは3人目の男のように、高い目的意識を持つことを求められることが多いですが、大事なことは仕事に目的意識を持つことだと思います。

1人目の男のようにただ労働としてやらされ感が強いとモチベーションもあがらないですが、2人目の男は生活のため、家族を養うためと目的意識を持っています。

仕事に対する自分なりの目的意識を見出すことができれば、また気持ちも変わってくると思います。

3人目の男のように高尚な目的でなくとも、自分自身のプライベートや生活全般を充実させる目的でも構わないと思います。

ポイントは自分なりに仕事に意味を見出すことです。

好きなことに捉われない

・好きな事を仕事にするか

・仕事を好きになるか

どちらがモチベーション高く仕事を続けられると思いますか?

「好きなことを仕事に」と言ったフレーズもありますが、これまでの職業意識に関する研究によると、仕事を好きになるほうがモチベーションが維持されるようです

好きな仕事に就いたときは最初のうちしばらくはモチベーションが高くなりますが5年ほどたつと、モチベーションを維持できなくなることが多いようです。

好きなことだけに理想が高くなったり、仕事なので自分のペースでやりたいようにできないことなどが原因と考えられています。

逆に仕事を好きにする場合は、最初からある程度仕事と割り切っているので、理想とのギャップも少なく、長期的にはモチベーションが維持されるようです。

もちろん、これはあくまで研究結果としての傾向ですので、人によっては好きな仕事で上手くいく場合もあるとかと思います。

ただし、好きなことを仕事にするならそれなりの「覚悟」と「エネルギー」が必要なんだと思います。

「理想と異なる現実」「面倒な仕事もやらないといけない」「起業したが軌道にのらない」など課題を解決する覚悟とエネルギーがあるなら挑戦するのもひとつでしょう。

まとめ

働く意味や目的についていくつかの視点から考えてみました。

生活のために働くことは当然のこと、そのうえで自分なりの意味や目的を持つことが大切です。

3人のレンガ積みの男のように、同じ仕事をしていても捉え方によってモチベーションを変わります。

家族の為、自己成長の為、社会の為、どんな理由でもいいと思います。

自分なりの働く理由を見つけてみてはいかがでしょうか。

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